書評:50代からの独立・転職はあなたが思っているより上手くいく
どうも、
今日は読書に勤しむ時間が出来たので、こちらの本を読んでみました。
50代からの独立・転職は、あなたが思っているより上手くいく: 成功に導く7つのヒント
- 作者: 大澤信一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/02/06
- メディア: 単行本
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自分の年齢的にもドンピシャのタイトルなので、少しでも参考になればいいかなぁと思い、先日Amazonで書評など見て買い物しておいた本です。
結論から言えば、全く参考になりませんでした。。。 多くの方の事例が紹介されているということで期待したのですが、その事例で紹介される方いずれもが大企業で長年勤められて、しかも大成功を納められた上での転職・起業の事例ばかりだったからです。あと、個人事業主としての起業ではなく会社組織など大掛かりな組織を興す話ばかりだったのも期待はずれでした。
オンラインの記事閲覧が猛烈な勢いで伸びている東洋経済新報社の書ということで、もう少し内容の深さを期待したのですが、各事例の紹介も各人の経歴や起業後の事業内容の紹介が中心で、具体的にどうすればいいのかについてはほとんど言及なしで、ヒント的な指針みたいなものが約30ページほど書かれていただけでした。その指針的な部分も、やはり大企業に長年勤められている方を対象に書かれていますので、この本が参考になる方というのはかなり限られたパイの方たちではないかと思います。少なくとも私にはそぐわない内容でした。
地方での起業事例もありましたが、長年勤められていた会社の事業を、切り口を変えて個人で始めた事例だったので、そもそもそういう職歴がない人達にとってはなんの参考にもなりません。付け足しのようにこれからは地方でも高付加価値したニッチ市場や海外の市場を狙うと書かれていますが、どうにも説得力に欠ける内容です。
なんだか、読んでですごいキャリアの人たちだなぁと感心してしまうばかりでしたが、何でも「運を引き寄せる」には、自己啓発が必要なのと、「怒り」・「妬み」・「愚痴」の仏教用語で言うところ三毒は良くないとのことでしたので、自分との差異は気にしないようにしようと思います。
地方での身の丈にあった起業事例というのはなかなか公にならないので、そういったケースのまとめポータルみたいなものがあれば人気サイトになりそうですね 笑
今日はここまで。