地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地方議員の質を向上させるには監視機能が重要です

どうも、

今朝のNHK おはよう日本で、地方議員は兼業で出来ないのか というような特集が組まれていたのですが、統一地方選も近いことですし、地方議員のあり方について少し考えてみたいと思います。

地方議員とは、各自治体の議員さんと都道府県の議員さんの二種類あります。各自治体の議員さんは地元の課題を解決したり予算を決めたりの役割があり、都道府県の議員さんは各都道府県の選挙区の意向を与しながら県の課題を解決したり予算を審議したりということで、各選挙区の代表という位置づけになります。

正直、地元の県議会議に関しては何をしているのかサッパリわからないというのが現状で、市の広報誌に県議会だより見たいなものが挟まれてくるとか、選挙の時期になると現職を含む各立候補者がポスティング・チラシで自分の活動をアピールするするくらいです。考えてみれば、うちの地元基盤の現職はネット活用もままならない方が多いかもしれないですね。

それに対して市議会議員は、地元の新聞がしっかりと議会を取材するので、どういった質疑応答があったのか、議案に対して賛成反対が明確にわかるなどある程度の透明性はあります。ただこれはうちの地元の問題だと思いますが、昨年行われた選挙で専業議員の立場になる方が多数当選されてしまいました。特に就職したことないとか離職中の若手が当選したというのは、有権者の間でその前のメンバーによほど不満があったことの裏返しではないかと考えます。

欧州などでは、志の高い方が無償で議員活動をされる事例も多数見られるようですが、うちの地元の場合は、結果として議員に就職することになった人たちがいたというのは非常に不幸なことだと感じています。もちろん応援する方たちがいたので担ぎ出され当選したわけですが、社会人経験が浅かったり自分で事業をしたことがないような人たちがまっとうな感覚で議案を判断していけるのか、その手腕が問われるところだと思います。

どこの自治体でも議員定数の削減とか議員の質の向上が市民の声として上がるわけですが、やはり無償でも議員活動を引き受けてくれるような志のある人でなければ問題は解決しないように思いますがいかがでしょうか。

そうなれば、兼業の議員さんも増えるでしょうから、議会自体も夜間の開催とか土日開催とかになり、逆に議会の傍聴や中継などを見ることが出来る市民も増えるので監視機能も働くようになるのではないでしょうか。

県議会レベルになると地域の代表として活動時間が求められるはずですから、逆に兼業というのは厳しいのではないかと個人的には思います。その分普段の活動をきちんと伝える手段を確保することは重要ですが。

いろいろ書いてきましたが、議会とか議員活動というブラックボックスはもっと住民に公開され監視されることで議員の質の向上が図られていくと思います。

今回の統一地方選に関係している皆さんは、熟慮の上の慎重な一票を投じるべきだと思います。

今日はここまで。