地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

クアオルトによる地域再生

どうも、

今日も本を一気に読んで書評にしようと思ったのですが、、いまいちピンとこなかったので別の話題にします 苦笑

ちなみにピンとこなかった本はこちら。タイトルに惹かれた方は読んでみてください。

 

運を支配する (幻冬舎新書)

運を支配する (幻冬舎新書)

 

 


で、また近隣自治体の話なのですが、クアオルトに街をあげて取り組みを始めるという斬新な?話です。

まず、クアオルトって何というところから始めないといけないですが、ドイツ語でクアというのは、治療する、療養、保養のための滞在すること を指し、クアオルトとは健康保養地と言い換えることが一番よいかと思います。うちの地元近くでは山形のかみのやま温泉がクアオルトを売りにしているようで、自然・温泉・食・ウォーキングを組み合わせることで訪れる人に健康になってもらおうとした取り組みをされているようです。

 

 

kaminoyama-spa.com

 

で、うちの近隣自治体の場合は、観光客向けだけではなく町民の健康増進ということも目標の一つに掲げています。御多分にもれず高齢化がかなり進んでますから、医療費の削減をするためにも品質の高いQoL(Quality of Life)を保つために、街をあげて住民の健康増進に取り組むわけで、地元にある温泉施設の利用促進やトレーニング施設の併設、あるいはウォーキングの実施など、ドイツや日本の先進事例を研究してしっかりと取り組んでいく覚悟のようです。

 

ちなみに、この街の温泉施設はよく訪れるのですが、トレーニング設備が併設されてないというのはずっと残念に思っていたことなので、設備の改修に多少の出費はあるみたいですが、より魅力のある設備に生まれ変わってくれるのはありがたいことです。車で30分ほどなのでちょうど気分転換にもなりますので、そこでさらにトレーニングが出来て温泉に入れるようになれば通う頻度も上がると思います。今は別の町でトレーニング設備と温泉が一緒になっている施設があるので、地元にある総合リゾートセンターと合わせて3箇所に選択肢が増えると田舎生活も快適になるというものです。

 

もともとこの自治体はかつては温泉街として栄えた街でしたのでアオルトに取り組む素地はあったと思います。誰のアイデアかわかりませんがクアオルトに目を付けたのは感心します。しかも住民の高齢化率を考えると健康増進も重要な課題ですし(確か拠点となる総合病院がないので救急車はうちの自治体に来ているはずです)、豊かな自然や農産物に恵まれていますから、取り組みがうまく行けば近隣からの交流人口も増えるのではないでしょうか。小さな自治体だけにこういったアイデア勝負をするのは感心します。

 

やっぱり中途半端に廃れているより、切羽詰まっているほうが勝負に出やすいですね。

 

 

今日はここまで。