地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地方の現状のほうがそこにある貧困に近い

どうも、

なんとも衝撃的な記事タイトルですが、地方の現状はもっとひどいということをお伝えしたいと思います。

toyokeizai.net


2012年の日本の相対的貧困率は16.1%と過去最悪を更新した。相対的貧困率とは、国民の所得分布の中央値の半分(2012年は122万円)未満である状態を示す。相対的貧困率には所有する資産は考慮されていないが、誤解を恐れずに単純化すると日本人の6人に1人が貧困状態にあるということだ。今年1月時点の生活保護受給者も217万人と過去最多に上る。


と記事中にありますが、所得分布は全国平均でしょうから田舎はもっと悲惨な状況にあると思います。つまり、全国平均の中央値は、122万x2=244万円 ということになりますが、私の住む地域では、一説にによれば140万円程度が平均値だと言われています。この数字は、地元の新聞社で働き市民活動に熱心な方のご発言だったので信ぴょう性が高いでしょう。


とすれば、この記事の理論で行けばわが町の相対的貧困率は果たしてどれくらいの数字になるのか考えただけでぞっとします。田舎ですから、2世代・3世代同居なんてケースも多いので、世帯年収で計算すればだいぶマシにはなると思いますが、特に働き盛りを過ぎた老齢世帯とか、就業できない若年層などのことを考えると胸が痛みます。


前にも書きましたが、その可処分所得の少ない状況の中で、車が必須だったり、冬の暖房費が多くかさむとか、北国ならではのハンディもありますので、果たして生活レベルがどれくらい違うのかはご想像いただけると思います。


記事中で紹介されている50代男性の例がありますが、自分も東京時代とは雲泥の差の収入でなんとかやりくりしてますので、健康面とか考えると将来に対する不安が頭をよぎる事がよくあります。特に冬になって日光を浴びる時間が少なくなるとひどいもんです。


これだけ所得の格差があると、子どもの教育にも影響しますから貧困の連鎖が始まりかねないと危惧しています。昨今は国立大学でも学費が上がってますから、果たして東京などの私立に子供が入学しようものならどうするのかなぁと他人ごとながら心配になります。


せめて、全国平均の所得分布に近づけるように地元が一丸となって頑張らなくては、ここには未来がないと思います。

 

今日はここまで。