地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地域おこし協力隊を毎回広報誌で紹介する必要あるの?

どうも、


たぶん、うちの自治体でやっているということは、他の自治体の事例に習っているということなのでしょうけれども、先日赴任した地域おこし協力隊の方が市の広報誌で人となりを紹介されているのを見て気の毒になりました。


しかも、うちの地元の場合、地域おこし協力隊の活動は市の広報誌に定期的に掲載されることが決まっているらしく、なんだか衆人環視の中生活しているようで、傍目で見ると気の毒に思うのですが、本人たちはどう思っているのでしょうか。。


もちろん、市民の税金が活動費の一部に当てられているわけですから、きちんと成果を報告するのは当然の責務だと思いますが、毎回毎回広報誌の登場させられて活動報告をするというのも厳しすぎる気もします。そもそも地域おこし協力隊の活動というのは短時間で結果を出せるものでもないと思いますし、自由度を高めて活動してもらったほうが本人たちにとってもやりやすいのではないでしょうか。もし、広報誌で活動を報告するための活動が主となってしまうなんて本末転倒なことが起これば、活動側も委託側にとっても不幸な結果で終わるように思います。


うちの地元の場合は、地域おこし協力隊に期待する結果というのが地元の魅力を対外発信するといったたぐいのどうにも曖昧なものなので、活動する側も困っているのではないかと推測するのですが、地元の人たちの温かい応援を受けながらなんとか活動を継続してきています。ただ、傍から見ているとブログやFacebook で地元の人達との交流を発信するだけでは早晩活動が行き詰まるのは目に見えているので、委託側がしっかりとどういった成果を期待していて、評価指標は何なのかを明示してあげないとマズイと思います。このままでは活動したという記録が残るだけで、任期が過ぎるとか、隊員が交代するとなったときには、更新されないブログやFacebookだけが残されるという光景が目に浮かびます。

 

自治体の地域おこし協力隊に活動を依頼する担当者には、依頼内容・成果目標・具体的に期待する活動内容など、隊員が活動しやすい状況を整備して依頼して欲しいものだと思いますし、広報誌に引っ張りだすのが必ずしも良いことではないという自覚を持っていただきたいものだと思います。


今日はここまで。