地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地方創生か地方再生か

どうも、

『地方創生』 と 『地方再生』

この2つの言葉は同じような意味に思えてもやはり違いがあるのではと感じました。

今の政府は、『地方創生』 という言い方をしてますし、その昔の竹下内閣が各自治体に1億円をバラ撒いたのも『ふるさと創生事業』と呼ばれていたわけです。

創生は、その 創 という漢字から表される通り、なにかを生み出したり作り出すことということになります。

それに対して、再生というのは衰えたりしていたものが、復活するとかよみがえるとか言った意味で使われますから、元々あるものがどうにかなるということになります。

なので、創生と再生 という2つの言葉はしっかりと分けて使う必要があるわけですが、地方にとって大事なのは創生なのか再生なのか悩ましいところですね。

今、国が進めようとしているのは創生ですが、官邸のサイトにアップされている資料を見ると、

参照)http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/pdf/sousei_kyouka.pdf


内閣官房「まち・ひと・しごと創生本部事務局」は、地方創生に関する政
府の司令塔として、昨年末に取りまとめられた「まち・ひと・しごと創生総
合戦略」のフォローアップ・深化等を担当。その一環として、新たに地方
創生総括官等を設置。

内閣府「地域活性化推進室」を「地方創生推進室」に改組し、現行の地
域活性化の事務(特区計画の認定、補助金の交付等)に加え、地域住民
生活等緊急支援交付金の交付、人的支援(地方創生人材派遣制度、地
方創生コンシェルジュ)等を担当。また、ブロック別の担当制による地方
版総合戦略等の相談体制を新設。

とあり、もともと活性化と呼んでいたのを創生と変えたみたいです。もちろん、具体的な事業や推進方法も変わることになるでしょうが。

個人的には地方に劇的な変化をもたらすような創造というのは難しいと思うので、各地域にある様々な資源を見なおして再生するというのがなんとなくしっくりくるかなぁと思います。

地方にUターンした自分としては、高校生までの頃には気が付かなかった事に、戻ってきて気がついたという事も沢山あります。それは食べ物関係の名産品だったり観光資源だったりするわけですが。

それが交流人口の活性化や、地域外からの外貨の獲得に繋がるのかは議論の余地はありますが、創生を旗印に掲げるにしても、まずは再生できる資源がないかしっかりと点検してもらいたいものだと思います。


今日はここまで。