地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地域振興券は物議を醸し出す

どうも、

今朝の地元の新聞によれば、補正予算で20%ほどプレミアがつく地域振興券をやるらしいです。6月ころに売り出すとか。他にの予算の使い方に疑問の残る内容だったがとりあえずこの地域振興券の問題点を考えてみたいと思います。

根本的な問題は、一般消費者が20% のプレミア付きの商品券を使えるということで、なんだか市民が得しているような響ですが、実際には使ってもらえる側の商店等のみなさんだけが得をするシステムだと思います。商店などの人たちは、これで潤うと思いますが、序数効果は果たしてあるのか非常に疑問です。

あと、振興券を買うにもある程度まとまった現金が必要になるので、そもそも必要な人には行き渡らないケースがあるのではないかという疑問が次に来ます。ちなみに、前回地元で地域振興券が売りだされた時は、お金持ちの買い占めがあったそうで、かえって格差を助長した結果に終わったそうです。

これも前回起こったことですが、本来はその自治体に配られた補助金なのに、近隣の自治体の人たちが来て買い占めて行ったケース。で、本来受益を得るはずの地元の人が買えないというおかしな現象があります。これは、うちの地元の場合は近隣町村に買い物難民に近い人達がいてうちの自治体の商圏に買い物に来るわけですが、その方々が地域振興券をここぞとばかりに買い占めたという事例でした。

ですから買ってもらえる商店の人たちは、間違いなく得をするわけですが、一般人は必ずしも恩恵に預かれないという場合も出てくるわけです。

確か、2008年の麻生政権時代に、定額給付金ということで各世帯にまんべんなく給付されたことがあったと思いますが、この方がよっぽど良い仕組みだったのじゃないかと思いますがどうなんでしょうね? 地元でお金が回るとは限らないからあまり手法としては好まれないのかもしれませんが。

また数々の反省点を生み出しそうな地域振興券ですが、せめて公平に地元の人に行渡るように販売上の工夫をしてもらいたいものです。


今日はここまで。