地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地方における行政サイネージの可能性

どうも、

 

大都市部の商業施設や公共機関ではよく見かけるデジタルサイネージですが、地方での広がりはまだまだこれからです。うちの県では、県庁と県庁所在地の商業施設にある程度で、(あと細々したのがスーパーや病院にはあると思いますが)ビジネス利用が難しいと考えられているようです。

 

デジタルサイネージは、もともと映像による電子看板および掲示板という位置づけでスタートしていますが単なる広告ではなくて、様々な情報を提供するメディアとしての役割の重要性が増していると思います。

 

地方で一番実現性が高いのは、やはり自治体が住民に対してサービス情報を提供する行政サイネージなのではないかと思います。公民館や図書館など行政が保有する公共設備にスクリーンを設置して、行政が主催するイベント情報だったり行政サービス情報や、議会中継など流せれば、そこに人が集まることになるでしょうから、その昔の該当テレビ的な役割が果たせるのではないでしょうか。

 

その中でも特に役割的に大きいと思うのは議会中継です。地方の高齢者宅では自宅にインターネットの環境がない家庭も多数あります。子供が都会に出て入ったのを機にインターネットをやめるパターンもありますし、スマホを使っているわけではありません。とは言え、議会を視察するために議場まで足を伸ばすというのも大変でしょうから、行政サービスの拠点としての公民館にこういった設備があれば役立つのではないかと思うわけです。

 

もちろん、デジタルサイネージを設置するためには、公民館にもインターネット環境が必要になるわけですから、ついでに無線LANスポットにしておけば、各種市民団体の活動拠点としても公民館の役割は増すのではないでしょうか。あと、万が一の災害時にネットアクセスが確保できれば安否情報の確認やネットでの報道状況を確認するのにも大いに役立つはずです。

 

こういった行政サイネージに関しては、行政はコンテンツの提供者に徹して、民間に運営を委託すれば、公務員の考えで凝り固まった箱物ではなくなるでしょうから、より優れたサービスを生み出せるのはないかと思います。 もちろん行政が主体となってサービスレベルを維持できるのであればそれでも構わないと思いますが。

 

デジタルサイネージは、まだまだ市場の拡大や応用分野の多様化が見込まれる有望市場ですから、地方でもしっかりと展開されることを期待します。

 

デジタルサイネージについて詳しく知りたい方は、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムのサイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

www.digital-signage.jp

 

 

今日はここまで。