地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

人口減少が止まらない現状

どうも、

3月の人口統計でうちの県は、-1.30% と日本一の減少割合だったらしく、100万人を切るのも時間の問題となってきたようです。

なんでこうなるのか、、、 やっぱり雇用環境というのが大きいのではないかと思うのですが、、某巨大掲示板によるとうちの地元の給与はこんな感じだとか。これたぶん、地元の人(おそらく県庁所在地在住の人)が書いたんでしょうね。ちなみに、公務員はもちろん貴族の分類に入ります。なんといっても身分と収入の保証された特権階級ですから。


《貴族》
関東の企業の支社    年収500万~1500万
薬剤師様   年収500万~
看護師    年収400万~

《エリート》   
地元優良企業の中堅社員 年収300万~

《一般人》
地元零細企業の社員 年収200万以下
介護・福祉関係   年収150万
フリーター     年収100万


300万以上でエリートですよ。笑うかもしれませんが、これっていい線いっている数字だと思います。世帯収入で見ると数字は改善されますが、生産年齢人口の個々人で見るとまさにこんなところでしょう。


それでも楽しんで生きている方も沢山いらっしゃいますし、捨てたもんではないと思いますが、同じ人生を生きるのに生まれた場所や住む場所がここだというだけですでに都市圏とは格差があるというのはなんだか不公平さを感じずにはいられません。


県でも地方創生の旗印のもと、人口減対策や移住・定住対策 等 取り組むと言ってますが、猛スピードで真剣に取り組んでもらわないと手遅れになりそうな雰囲気が漂いますし、近隣県との合弁なんていうのも、冗談を抜きにして現実味を帯びてくると思います。


どうしたらきちんと稼げる環境を整えてられるかを最優先課題にして、しっかりとした戦略と実行プランを作って欲しいと切に願います。


今日はここまで。

RESAS-地域経済分析システム

どうも、

タイトルの件、政府肝いりのシステムがリリースされたようです。

RESAS -地域経済分析システム-

 

なんで花火なのかよくわかりませんが。。 苦笑。

 

少し触ってみましたが、主な機能は、

- 人口マップ

- 観光マップ

ということで、人口の動態を見ることが出来るようになってます。

 

わかりにくいのですが、右上のメニューで自治体の指定ができます。

 

ちなみに、デフォルトでは東京都千代田区になってます。設定画面とかでデフォルトの自治体を指定できないのかな??

 

このシステムは、基本的には各自治体の担当者向けということなのですが、誰でも使えますので、自分の自治体の現状や将来の人口動態とか興味ある方は使ってみると面白いデータが見れます。

 

自分の自治体の場合は、2020年が老齢人口のピークでその後減少。 生産年齢人口が純減して行く様子がグラフで示されました。当然ですが、年少者や総人口もみるみる減っていきます。果たして自分の行きている間にどこまで減るのか、、ゆるやかなカーブではありますがしっかりと右肩下がりなのが不安です。

 

みなさんも試してみては如何ですか? まだまだ使い勝手の改善は必要なシステムだと思いますが、だれでも使えるという点で評価できると思います。

 

ビッグデータ時代ですね。

 

 

今日はここまで。

 

ハローワークにはちゃんと仕事をしてほしい

どうも、

 

今うちの事務所で求人を行っているのですが、あまりにもハローワークの対応がひどく、愚痴りたくなりました。適切な人材をきちんとフィルターして応募してもらうのかを判断するのかと思ったのですが、求職者の履歴書や職務経歴書を見る限り、求職者がその求人に応募したいといえばなんのためらいもなく紹介しているようです。


とすれば、年齢制限をかけていない求人であれば、どんな人にもチャンスがあるのかもしれないですね。長期キャリア育成のためとかいう適当な理由をつけて35歳以下とか条件のある求人もありますが、地方は人材難ですからそんな条件は求職者を減らすだけで意味が無いと考えます。


うちの求人では、MS オフィスが使えることとかインターネットの基礎知識がある人、ホームページの作成ができれば尚可 という必要な条件を記載しましたが、送られてきた求人の大半の方の履歴書ではその片鱗も見られませんでした。


地方ではいわゆる人材紹介業の会社なんてないので、地元の企業と求職者をマッチさせるという点ではハローワークの担当者の役割はとても重要なはずですが、こんな適当な仕事をしているようでは求職者も履歴書や職務経歴書の準備 等の手間がかかりますし、募集する法人側もお断りや履歴書の返送など、事務の手間が増える一方です。


こんな適当な仕事しかできないのであれば、その予算を使って民間に委託して、きちんとしたマッチングを行うほうがいいのではないかと思いますね。管轄諸官庁は厚労省みたいですから、お役人の方々にはきちんと考えていただきたいと思います。


税金の垂れ流しにならないように、どれくらい求人を掘り起こせたのかとか、どれくらいの精度でマッチングさせたのかとか、ハローワークの担当者の評価制度がしっかりとしていれば、もっと真剣にマッチングを行うのでしょうが、単なる窓口の受付的な対応をしているようでは、それこそ税金の無駄遣いです。


職業訓練とかは民間に委託するわけですから、ハローワーク自体も民間委託してはどうでしょう。


今日はここまで。

 

テレワーカーに憧れる

どうも、


昨日のおはよう日本で特集されてましたが、テレワーカー をどう活かすのかが、今後の経営課題となるのだとか。


これを見た瞬間、あぁ東京を中心として物を捉えて見てるのだということで若干凹みましたが、確かに現実は日本に関して言えば東京が中心にあるのはしょうがない状況ですから、消極的な賛成をしたわけです。


ノマドやSOHO に代表される時間や場所に制約されない就業の仕方はありますが、その中でもテレワーカーというのは、しっかりと管理された上での終業ということで、ある程度の規模の企業に向いた方式だと感じました。特集で紹介されたテレワークの先進事例でも、着席ボタンを押すとか、テレワーカーのパソコンの画面を縁なく出常に確認できるとか、採用側にとても有利な条件でのテレワークの事例が紹介されていてドン引きしました。

そもそも、テレワークで働かなくちゃいけない人にはいろんな事情があるわけで、監視されるというのは最も毛嫌いする部分だと思うのですが、NHK ではその部分について先進事例ということで嬉々として紹介していたので、なんか違うなぁという違和感がありました。確かに成果をきちんと出すことは大事だと理解しますが、四六時中監視されるというのは、全く違うことだと思いました。


その一方で、地方の就業状況を考えるとテレワークで大都市圏の仕事をリモートで受けるというのは大賛成です。なにせ地元に税金が収まりますから。この一点だけでもテレワークを推進するのは、地方創生に繋がることだと思います。その上、大都市圏で生活を消耗するのではなく、地方ならではのライフスタイルを謳歌できるというのは労働者にとっても魅力のある働き方ではないかと考えます。


結論を言えば、地方に求められるのは、やはりしっかりとしたインターネット環境を整える、加えて補助を出す(例えば大都市圏の企業が支店を作ってくれる場合とか) といったICT活用に徹した補助ではないかと思うわけです。


地方の再生にはICTの活用が必須である事例の一つだと思います。

今日はここまで。

 

街を作るのは、建物じゃなく人なんだ

どうも、

久しぶりの更新になりました。個人的にいろいろな変化が始まったのですが果たしていい方向に転がるか。。

 

さて、今日のタイトルは、ご逝去されたと報道されている故愛川欽也氏が、「アド街ック天国」の最後の出演で繰り返し述べられていた言葉だそうです。


まさにその通りだなーという言葉ですよね。街の主役は建物ではなく人です。で、その人達が作り出す雰囲気が街の文化とかライフスタイルを創りだすのだと思います。「アド街ック天国」は、好きな番組でしたが、田舎では当然のごとくテレビ東京はありませんから、地元のテレビが買い付けしたコンテンツを1週間遅れで日曜の夕方に放送するという変則のため、見る機会が減ってました。東京時代は、自分の生活圏の街が紹介されると妙に嬉しかったのをよく覚えてます。


うちの地元でも、街を盛り上げようとする人たちが古いしきたりを大事にする人たちと闘いながら奮闘するする姿を見ますが、地元新聞の記者の世代交代が進んだせいもありますが、変革を望む派を応援する論調が増えてきたのではないかと感じます。その一方で、古きにしがみつく人たちはますます経済的にも追い込まれる状況にあって、やはり変わらなければ替えられるというのは言えて妙だなと思います。


よく住みたい街ランキングなんていう企画もありますが、街に人を引きつけるのはやはりその街に住むことのステータスであり、それってやはり街が持つライフスタイルから来るものだと考えます。ですから、うちの街は出ていく一方な状況がまだ続いてはいますが、いずれは今変えようとがんばっている人たちの努力が実り、人を惹きつける魅力のある街に生まれ変われば嬉しいですね。行政や商工会議所は建物に固執しているみたいですが、この住民ニーズとのギャップはなんとかならないものでしょうか。。。

 

最後に、名言を残していただいた故愛川欽也氏のご冥福をお祈りしたいと思います。

 

今日はここまで。

 

統一地方選の結果に驚愕

どうも、

 

昨日の統一地方選で、うちの地元では県議会議員の信託がありました。期日前投票で済ませていたのですが、応援した候補はあえなく撃沈でした。。


うちの選挙区は、市部と、郡部3町からなりますが、市部の投票結果にドン引きしました。なんと、社民党と連合の推薦を受けた新人候補がトップの得票数を獲得していたのです。勇退された前職の方の地盤を引き継いだとはいえ、これは非常に意外な結果であったとともに驚きました。ちなみに、選挙区全体でのトップ当選は、自民党推薦の新人でしたが。。


今朝の地元新聞では、「革新系の灯を守った」などど書かれていましたが、これはうちの地元の伝統なのでしょうか? Uターンしてきてから2回目の県議会議員選挙ですが、いずれも社民・連合からガッチリとサポートを受けて当選する候補がいるというのは、地元の人達は何を考えているのかわけがわかりません。無所属の前職の人が落選したのですが、まさに組織票にやられてしまったというところでしょう。


いい方に解釈すれば、やはり景気の波の実感が地元にはまだないということで革新系に期待したという解釈もできると思いますが、よりによってこの人がというのが本心です。特に社民党の推薦候補が当選したというのは全国的に見ても珍しいのではないでしょうか。前職の人ががんばっていたので後継の新人にも期待したのか、それとも社民党を応援しているのか、、、


いや~、なんだか変わった土地柄ですね。


ちなみに、世代的にはだいぶ若返ったので、新しい風に期待したいと思います。


今日はここまで。

 

もっと考えた起業支援が必要なのに、、、

どうも、

今年度の市の予算を解説した資料が広報誌と一緒に配布されてきました。起業支援もやるらしいという話は前からあったので支援内容はともかくとして、少し踏み込むのかなぁという淡い期待はあったのですが、、、

 

ビックリしました。

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起業・新商品開発・新規分野参入・販路開拓支援事業補助金
上限額100万円で、4事業5件まで

しかも5月8日までの応募が必要なんだそうです。


これって、去年辺りから準備してないと無理ですよね。 なんで通年募集にして採択件数を増やすとかしないのか全く意味がわかりません。


で、もうひとつは起業相談窓口だそうで、こちらは事業計画診断・経営全般・販売マーケティング。ビジネスマッチング・商品開発・各支援制度の情報提供 というのを外部コンサルタントに丸投げするみたいです。どうにも形だけ整えました感が歪めないのですが、これは支援なのでしょうか?


前も書いたと思いますが、地方で起業しようとするときに必要なのは、ビジネスモデルの構築からであって、個人などでは起業アイデアを出せるような環境にはないと思います。
ビジネスモデル・ジェネレーションというフレームワークがありますが、こういったワークショップのファシリテータを呼んで、ビジネスモデル構築の勉強会を開いたほうがよっぽど起業の可能性があるのではないと考えます。

 

 

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

 

 


市もただ予算つければいいってものでもないし、議会も内容がそれでいいのかしっかりと審議してほしかったですね。。これでは税金が無駄遣いされるだけで何も成果は出ないと思います。 得するのは、仕事を委託されたコンサルタントだけになりそうです。


今日はここまで。