地方生活を快適に過ごすための徒然日記

地方の視点で様々な雑感を綴ります

地方紙の役割は正しい事実を客観的に伝えることでは

どうも、

地方紙の役割はどんなところにあるのか、地元の新聞にちょっと疑問なところがあるので考えてみました。

地元の新聞は、発行部数が25,000くらいでしょうか。 ほぼ全世帯をカバーするような新聞です。なので、ネット系の集客はもちろん大事ですが、オフの集客という点では、市の広報誌と同様に外せない媒体となっています。

ちなみにもう一紙、全県版の地元紙がありますが、こちらは我が地元ではカバー率で地元の新聞に負けています。

地元紙の役割としては、本当にローカルなニュースを日々拾っていくことだと思います。その点で、例えば日本経済新聞のように経済分野に特化した媒体ではないですし、全国紙のようなスポーツから国際情勢まで扱うような媒体とも完全に住み分けが出来ています。
あと、死亡広告が載るというのも非常に大事で、知り合い関係で不幸がないかの確認が日課となっています。

うちの地元紙の場合、記事内容がここ2年ほどで変わってきていて、昔は書けなかった行政への疑問の声とかを載せるようになったのは良いことですし、地元を盛り上げようとする、いわゆる街づくり系の団体に若い記者が密着して動静を適宜記事にするといったような流れもまぁ良しとしましょう。

いただけないのは、あらゆるイベント事が全て「大盛況のうちに終了した」的に書く、いわゆる大本営発表の記事が多いことです。もちろんイベントに対しても批判的な記事は載りません。

これだけ見てると、さぞかしイベントの効果があちこちに波及しているかのような錯覚に陥る人もいると思うのですが、例えば人口が6万人にも満たない小さな町で、イベントで20万人の人出があったなんて書かれていても、本当にそんなことが起こったらどういう混み具合になるのか、そもそもそんな駐車スペースとか交通手段がないことはバレてると思います。

特に近年はご存の通りネットでの情報伝達が発達してますから、ウソを垂れ流してもネット民には直ぐにバレるという事態が続いていると思います。

地方紙の役目としては、しっかりと事実を伝え、出来れば行政の監視役となって意見を述べて欲しいものです。もちろん正しい論点で公平な意見を述べることが求められますから、そこはきっちりと担保して欲しいと思います。

捏造記事で地元住民を騙したり民意を誘導するのは良くないと思います。


今日はここまで。